せどりの誰も気づいていないモノレートランキングに隠された秘密とは!?
■はじめに
この記事ではランキングが低く普通はスルーされる商品の中か ら売れる商品を見つけ出す方法をご紹介します。
今回は高額本を例としてご紹介していますが他のジャンルでも応用 できるものです。
普通はスルーするような商品をなぜ仕入れてなぜ短い期間で売るこ とが出来たのかを説明します。
第1章 何を仕入れたか
(1)仕入れた商品
どのようなものを仕入れたか実際に見てみましょう。 これです。
図鑑です。 モノレートで過去3ヶ月のグラフを見てみます。
これは私が出品して売れた直後のグラフになります。 このグラフからわかることは 11/21 以降に売れたためにランキング が大きく変動しています。
それ以前はまったく売れていないのがわかります。 平均ランキングは 11/21 日以降に売れているので121万位となっ ていますが売れる前は130万位台でした。
仕入れたときのグラフはまったく変動がなく 1 直線の状態でした。 このグラフだけを見ると普通は完全にスルーですね。
でも私はこの本を仕入れました。 そして2週間足らずで売れました。 これから私がなぜこの本を買ったか、そしてなぜこんなに早く売れた かを説明していきます。
第 2 章 購入した理由
購入した理由は5つあります。 それを順番に説明していきます。
(1)本のタイトル
まず目に留まったのは本のタイトルです。 「冬虫夏草図鑑」です。
冬虫夏草を Wikipedia で調べてみると・・・ 「冬虫夏草(とうちゅうかそう、ふゆむしなつくさ)は、蛾(ガ)の 仲間の幼虫に寄生するキノコの一種。」 となっています。 漢方薬としても使われているものです。
一般には名前くらいは聞いたことがあると思います。 普通、単なる植物図鑑というのはよくに目にしますが、「冬虫夏草の 図鑑」というのはどうでしょうか? ほとんどの人が目にしたことはないと思います。
それだけ専門性が高い本です。本の中でも専門性の高い図鑑というのは高額で売れて利益が取れる ものが多いジャンルの一つです。
これが第一の理由です。
(2)利益
この本の仕入れ価格は3、910円でした。 そして、アマゾン最安値は12、000円でした。 最安値で売ることが出来れば6,000円の利益です。
これが第2の理由です。
(3)コンディション
最安値のコンディションを見ると「良い」でした。 仕入対象の本はとても程度が良くコンディションは「非常に良い」で 出品できるものでした。
これが第 3 の理由です。
(4)カスタマーレビュー
レビューも仕入れの判断材料になります。 この本のレビューは発行数自体が少ないので 2 件しかありません。 しかし内容はかなり高い評価となっており売れる要素のある本だと いえます。
これが第 4 の理由です。
(5)販売データ
この販売データが一番重要です。 先に見た 3 カ月のモノレートのデータを見ると 3 ヶ月間まったく売れ ていません。 これではいくら利益が出ても普通はスルーですね。
でももう少しデータを見ていきます。 モノレートの期間を 12 カ月にします。
売れた形跡が見えてきました。 しかし 1 年間に 2 回しか売れておらず 3 月に売れてから 8 カ月以上売 れていません。
やはり普通はスルーですね。 でももう少し見て見ましょう。 今度はすべての期間で見てみます。
4 年間のデータが出てきました。 かなりギザギザが増えてきましたが 4 年間のデータなので販売数はか なり少ないと言えます。
しかし一定のペースで確実に売れています。 販売価格を見ると平均で16,000円を超えています。 参考価格が8,640円なので定価の倍近くで売れているプレミア本 ということがわかります。
価格設定を見直せば売れると思いました。
これが第 5 の理由です。
第 3 章 考察
ここでこのグラフからどのような経緯で売れてきたかを考察してみ ます。 直近で売れたデータを見てみます。 直近と言っても 8 カ月も前ですが。
ランキングが上がったところが売れたところです。定価以下だとわりと短い期間で続けて売れています。 その後、18,000 円まで上がっています。 次に私が出品する直前までのデータです。
18,000 円では売れず、12,000 円まで下げても売れていません。
ここでどういう人がこの本を購入するかを考えてみます。 まあマニアックな人だというのはわかりますが 購入者を大きく2つのグループに分けて考えてみます。
A:価格が高くても購入する。
B:ある程度価格が低くないと購入しない。
Aグループの人は定価の 2 倍の価格でも購入する人たちです。 Aグループの人は全体的に人数が少なく 1 年くらい前にほとんど購入 していると考えました。
しかしBグループの人は残っており、このグループはある程度価格が 低くなれば購入する人たちです。 なので今回はBグループの人に対して価格設定をすることにしまし た。
最安値の12,000円では高すぎて B グループの人は買いません。 過去のデータより B グループの人は10,000円未満でないと買わ ないと判断しました。
そして早く売るためにはもう少し下げて定価に近い価格にすれば売 れると思ったのです。 10,000円から1,000円ほど下げて 定価に近い8,980円という価格設定にしたのです。
第4章 結果
ずばりその読みは当たりました。 2週間足らずで売れました!!
出品から売れるまでのデータです。
利益は最初の最安値の時から3,000円ほど下がりましたが 売れないまま置いておくより早く売りたかったので満足しています。 (それでも本 1 冊で 3,500 円近い利益です。)
しかしこれだけ早く売れるならあと+1000円でも 2 ヶ月以内には 売れていたかもしれません。 この辺りはスピードか利益かどちらを取るかの問題ですね。
第5章 まとめ
ランキングが低くて数カ月まったく売れていなくてもデータを分析 して適正価格で出品することにより短期間で売ることができます。 見るべきポイントは、、、
・タイトルが珍しいものか(本の場合)
・利益が取れるか
・コンディション(良いにこしたことはない)
・カスタマーレビュー(高い評価か)
・販売データ(過去の販売データを分析する)
これらを総合して判断し、適正価格にすれば売れるのです。
■最後に
いかがでしたか。
今回は高額本の例ですがそれ以外のジャンルでも同じように売るこ とが出来ます。
ランキングが低く、グラフが動いていなくても利益が大きいならばし っかりとデータを分析してこのように売れるチャンスを逃さないよ うにしてください。